育休復帰前にやっておくべき5つのこと

育児

はじめに

育休が終わりに近づくにつれて、「仕事と育児、ちゃんと両立できるかな?」「毎朝の準備、間に合うのかな?」といった不安が少しずつ大きくなっていませんか?

私自身、復帰前は「なんとかなるかな、その時考えればいいか」と思っていました。しかし、復帰の1週間前に「やっぱり心配だ!」と思い直し、慌てて病児保育やファミサポの登録を行いました。後から振り返ると、早めに準備しておくべきだったなと感じています。

この記事では、そんな私の経験をもとに、育休復帰前にやっておいて本当に良かったと感じた5つの準備をご紹介します。

どれも難しいことではありませんが、ちょっと早めに動いておくことで、復帰後のバタバタがぐんと楽になります。
今まさに復帰準備中のママたちの参考になれば嬉しいです。

✅1. 病児・病後児保育の登録で“いざ”に備える

復帰後、最初に直面したのが「子どもが熱を出す」という現実。育休中は、病気になっても仕事を休む必要はありませんでしたが、復帰後は仕事と育児の両立が求められます。特に子どもが体調を崩すと、急に保育園からお迎えの連絡が来たり、保育園自体が休園になったりすることもありますよね。

私も、最初は「どうにかなるだろう」と思っていましたが、実際には「いざという時」に備えた登録が必要だと痛感しました。
そのため、復帰の1週間前に慌てて病児保育の登録をしました。ですが、事前に登録しておくと、突然の発熱にも焦らず対応できるので、心の余裕が全然違いました。

病児保育は、子どもが軽い風邪や発熱で保育園に行けないときに預けられる施設です。一方で、病後児保育は、病気が回復した後も保育園に通うには体力が戻りきっていない状態の子どもを預かってもらう場所です。
私が調べたとき、病児保育と病後児保育の違いに驚きましたが、さらに驚いたのは、自治体が運営している病児保育施設が非常に少ないこと。地域によっては、民間の病児保育施設を利用するしかない場合もあり、事前にリサーチしておくことが大切です。

また、病児保育の登録には面談や必要書類の提出が求められる場合があり、施設によっては早めの申し込みが必要です。もしもの時に焦らずに済むよう、復帰前に余裕を持って準備しておくと安心です。

📑 病児保育の登録の流れ

病児保育の登録は、以下の流れで進めます:

1.地域の病児保育施設を調べる

  • まずは、住んでいる自治体が提供している病児保育施設を調べます。自治体のホームページや、子育て支援サイトに情報が掲載されていることが多いです。

2.施設に問い合わせる

  • 利用可能な施設をいくつか見つけたら、実際に電話で問い合わせをして、登録方法や空き状況、料金などを確認します。

3.必要書類を準備する

  • 多くの施設では、事前に登録するために必要な書類(健康保険証のコピーや、親子の認印など)を準備します。

4.登録面談を受ける

  • 施設によっては、登録時に面談が必要な場合があります。面談では、子どもの健康状態や注意事項を伝える機会です。

5.登録完了!

  • 必要な書類を提出し、面談を受けると、登録が完了します。以降、子どもが病気で保育園に行けない時に、利用できるようになります。
にこママ
にこママ

電話で予約してから1週間後に、実際に病児保育所を訪れ、30分から1時間程度の面談を受けました。面談では、書類をもとに、子どもの今できることや食事について、当日の持ち物や利用の仕方などを確認しました。面談後、2日後には病児保育を利用できるようになり、非常にスムーズに対応できました。

✅ 2. ファミサポの登録&自治体の育児支援を活用

育休から復帰後、最初に感じたのは「保育園に子どもを預ける以外のサポートが必要」ということでした。仕事が忙しくなったり、急に保育園でお迎えが必要になったりすることもあるため、万が一のための支援がとても重要です。

そこで私は、**ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)**のサービスに登録しました。ファミサポは、地域のサポーター(子育て中の人や、ベテランの主婦など)が、急な用事でお迎えや一時的な保育をサポートしてくれるサービスです。自治体によってサポートの内容や登録方法は異なりますが、地域の支援者とのつながりを作ることで、突然の用事にも対応しやすくなります。

ファミサポのサービスを利用するには、まず自治体のサポートセンターに登録をする必要があります。登録後、サポーターとのマッチングが行われ、必要なときにサービスを依頼できます。

📑 ファミサポ登録の流れ

ファミサポを利用するための登録は、以下のステップで行います:

  1. 自治体のファミサポセンターに問い合わせる
    • まずは住んでいる地域のファミサポセンターに問い合わせ、登録方法を確認します。通常は、自治体のホームページや育児支援情報で案内されていることが多いです。
  2. 必要書類を提出する
    • 登録には、身分証明書や子どもの健康保険証のコピー、場合によっては証明書や面談が求められることがあります。
  3. サポーターとの面談やマッチング
    • サポーターとの面談やマッチングが行われます。自分のニーズや希望を伝え、どのサポーターが合うかを確認します。
  4. サービスの利用開始
    • マッチングが完了すると、実際にサービスを利用できるようになります。急な予定変更にも、地域のサポーターが対応してくれるので安心です。
にこママ
にこママ

住んでいる地域では、ホームページで登録の流れやルールについての動画を視聴し、その後書類を提出するという流れでした。何かあった時に使えるように、必要書類を提出し、登録まで済ませています。

直近で利用する予定がなくても、万が一に備えて事前に登録しておくことで、いざという時にスムーズに利用できるようになります。

🏢 自治体の育児支援も活用

自治体によっては、子育て支援サービスを利用できる場合もあります。例えば、保育園の送迎支援や、育児休業後の就労支援、育児相談などが提供されていることがあります。こうした支援を活用することで、育児と仕事のバランスが取りやすくなります。

また、地域によってはベビーシッターの利用を助成している自治体もあります。これにより、育児の負担を軽減でき、特に急なお迎えやお仕事のために一時的にサポートが必要な場合に便利です。自治体が提供する助成金を利用することで、経済的な負担を抑えつつ、安心してサービスを利用できる場合もあります。

私も、復帰後は自治体の育児支援の情報をこまめにチェックして、必要な支援を受けられるようにしていました。地域によってサポートの内容が異なるので、住んでいる自治体の提供しているサービスについて、事前に確認しておくと良いですね。

もし引っ越しを予定している場合は、自治体の育児支援サービスやサポート内容を事前にチェックすることをおすすめします。支援内容や助成金が異なるため、引っ越し先を決める際に、その地域の育児支援制度を踏まえて検討すると、育児と仕事のバランスが取りやすくなるかもしれません。

✅ 3. 保育園の送迎シミュレーションをしておく

育休復帰後、仕事と育児を両立させるためには、保育園の送迎のスムーズさが非常に大切です。特に初めて復帰する場合、最初は送迎に慣れるまでかなりのストレスを感じることもあります。そこで、送迎シミュレーションを事前にしておくことをおすすめします。

復帰前に一度、実際に保育園への送迎ルートや時間を確認しておくことで、どれくらい時間がかかるのか、途中で渋滞や交通機関の遅れがあった場合のリスクなどを見積もることができます。

また、送迎は保育園の開園時間やお迎え時間に合わせる必要があるため、余裕を持った時間設定が重要です。時間に追われると、急いでしまい、心に余裕を持って子どもと接することが難しくなります。少し早めに出ることで、心に余裕を持って送り迎えを行い、仕事にも集中しやすくなります。


送迎シミュレーションの具体的な準備内容:

  1. 送迎ルートの確認
    最短ルートを調べ、混雑しやすい場所や時間帯を把握しておく。
  2. 移動時間の確認
    朝の通勤時間帯や保育園の送迎時にかかる時間を事前に計測しておく。
  3. 予備時間の確保
    渋滞や交通機関の遅れに備えて、余裕を持った時間設定を。
  4. 送迎の流れの確認
    保育園の駐車場や歩道の混雑具合を確認し、スムーズに送り迎えできるように。

さらに、以下のポイントもチェックしておくと、さらにスムーズに送迎できるかもしれません。

  1. 雨の日の交通手段や所要時間の検討
    • 雨の日に備えた交通手段や所要時間を確認しておくことで、天候による不安を減らすことができます。特に自転車や徒歩で送迎している場合、雨の日には車を利用するなどの予備プランを考えておくと安心です。
  2. 保育園での滞在時間を考慮する
    • 保育園によっては、室内に入って服をセッティングする必要があったり、曜日ごとに行うべき作業が異なる場合があります。また、時間帯によっては玄関で待機することになるかもしれません。意外と忘れがちなこの滞在時間の確認も、予想以上に送迎の所要時間に影響することがありますので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
  3. 実際の出勤時間に合わせて送迎をしてみる
    • 実際に送迎を試してみることも非常におすすめです。出勤時間に合わせて送迎し、途中まで行ってみたり、電車やバスに間に合うか実際にシュミレーションしてみると、時間がかかる部分や予想外の課題が見えてきます。例えば、自転車のシートベルトを着けるのにてこずって、出発するまでに5分ほどかかることも日常茶飯事です。こうした細かな部分も実際にやってみることで把握できるので、予想以上に時間がかかることに備えた準備ができます。

✅ 4. 作り置き宅配の登録で、復帰後の食事準備をラクに

育休復帰後、日々の家事の中でも特に時間がかかり、負担が大きいのが食事の準備。仕事と育児の両立で、献立を考え、買い物して、料理して…という時間がなかなか取れません。

そこでおすすめなのが、作り置き宅配サービスの活用。最近は、栄養バランスの取れたメニューが届くサービスが増えており、温めるだけで食べられるものも多く、忙しい日々にとても助かります。

私自身、復帰前に冷蔵の作り置き宅配を利用しましたが、本当に助かりました。


実際に使ってみて良かったこと

  • 栄養バランスが整っていて安心
  • 疲れて帰ってきても調理しなくて済む
  • 子どもと過ごす時間が増える
  • ワンオペの日でも精神的にゆとりが持てる
  • 洗い物が少なく済む
  • 買い物に行かなくていい

気になった点も正直に

  • 普段の自炊に比べるとコストはやや高め
     → ただし、買い物に行く手間や調理・片付けの時間を考えると、コストパフォーマンスは良いと感じました。
  • 食べ盛りの家庭では少し量が物足りないと感じることも
  • 長期的に使うと、飽きる可能性も

とはいえ、隔週にすることもでき、ライフスタイルに合わせて柔軟に利用できます。
特に復帰直後の慣れない時期には、ママの負担を減らす手助けになるので、まずは一度使ってみると、思った以上に助けになるかもしれません。


私は使ってみて本当によかったと感じたので、同じように忙しい時期を迎える方にも、ひとつの選択肢として知っておいていただけたら嬉しいです。

✅5.パートナーとの分担の見直しで、育児・家事の負担を減らす

育休復帰前に、パートナーとの育児・家事の分担を見直すことが重要です。復帰後、仕事と育児を両立させるためには、役割分担が鍵になります。慣れるまでは特に、仕事と育児の両立は思った以上に大変です。

復帰前に、以下の点をパートナーと話し合うことをおすすめします:

育児の役割分担

  • 送り迎え
  • 子どもの食事を作る・準備する
  • 食事を与える
  • 保育園の物品準備
  • 朝の準備
  • お風呂
  • 寝かしつけ

家事の分担

  • 買い物
  • 料理
  • 掃除
  • 洗濯
  • 洗い物

さらに、家事を効率化するための工夫も大切です。以下のアイデアを取り入れると、自宅での家事がずいぶん楽になります:

  • 買い物→ネットスーパーの活用
  • 料理→作り置き宅配やミールキットを使用
  • 掃除→お掃除ロボットの導入
  • 洗濯→乾燥機付き洗濯機で時短
  • 洗い物→食洗器を利用

これらの工夫を取り入れることで、家事の負担を大きく減らし、育児との両立がしやすくなります。特に復帰直後の忙しい時期には、非常に助けになるので、ぜひ検討してみてください。

まとめ

育休からの復帰は、いろいろな準備が必要で大変だと思いますが、心の準備と同じくらい大切なのが、家事や育児の役割分担を見直すことです。復帰後は、仕事と育児を両立させるために、パートナーとの協力が欠かせません。お互いにできることを分担し、ストレスなく乗り越えるために、復帰前に少しだけ話し合っておくと安心です。

また、家事の負担を軽くするために、効率的な方法を取り入れるのもポイントです。たとえば、ネットスーパーや作り置き宅配、掃除ロボットなどを活用すれば、忙しい毎日もぐっと楽になります。これらをうまく取り入れることで、仕事も育児も家事も、心に余裕を持ってこなせるようになるかもしれません。

何をどう準備しておけばいいのか不安に感じることもあるかもしれませんが、少しずつ整えていけば大丈夫。しっかり準備をしておけば、復帰後も心穏やかに過ごせるようになりますよ。お互いにサポートし合いながら、素敵な育休復帰を迎えてくださいね。

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