はじめての出産準備に迷ったら知っておきたい肌着の基本
赤ちゃんを迎える準備の中でも、意外と悩むのが「肌着の選び方」。
お店やネットで見ると、「短肌着」「コンビ肌着」「ボディ肌着」などいろんな種類があって、どれをどのくらい用意すればいいのか、迷ってしまいますよね。
私自身も、はじめは「種類多すぎ!どれを買えばいいの?」と戸惑いました。
でも、赤ちゃんが実際に生まれてからは、洗濯の回数や季節、吐き戻しなどの実体験から「これは多めに用意しておいてよかった!」「これはまだ早かったかも」と思うことがたくさんありました。
この記事では、そんな体験も交えながら、赤ちゃんの肌着選びのポイントをわかりやすくまとめました。
この記事で分かること
- 赤ちゃんに必要な肌着の種類と使い方
- 季節や洗濯頻度に合わせた肌着の枚数目安
- 肌着に使われている素材の特徴と選び方
- 実体験をもとにした準備のポイント
赤ちゃんの肌着の種類と着せ方
赤ちゃんの肌着にはいくつか種類があり、それぞれに特徴や使いやすさがあります。新生児期におすすめの肌着を4つご紹介します。
短肌着(たんはだぎ)
✔ 着せやすさ:◎ 動きやすさ:△
✔ 使用時期:生後0ヶ月~/1枚で使うか、他の肌着と組み合わせて使う
首元から前にかけて開く形で、ひもで結ぶタイプ。肌にやさしく、赤ちゃんの小さな体にもフィットします。
汗を吸いやすく、肌への刺激が少ないので新生児期にぴったり。
コンビ肌着
✔ 着せやすさ:◎ 動きやすさ:◎
✔ 使用時期:生後0ヶ月~3ヶ月ごろ/短肌着の上に重ねることが多い
股下にスナップボタンが付いていて、足を動かしてもはだけにくいのが特徴。
短肌着とセットで着ると安心感があり、季節を問わず使いやすい定番アイテムです。
ボディ肌着(ボディスーツ)
✔ 着せやすさ:△ 動きやすさ:◎
✔ 使用時期:生後1ヶ月~/単品で使うことが多い
股下をスナップで留めるタイプで、ぴったりフィットするデザイン。
赤ちゃんがよく動くようになる**生後1ヶ月以降~**に便利ですが、新生児期はおむつ替えのたびにボタンを外すのがちょっと大変かも…。
長肌着(ながはだぎ)
✔ 着せやすさ:◎
✔ 動きやすさ:△
✔ 使用時期:生後0ヶ月~/1枚で使うか、他の肌着と組み合わせて使う
長肌着は、首元が開いており、ひもで結ぶタイプが一般的です。赤ちゃんの体全体をしっかりとカバーし、特に寒い季節に温かさを保つために重宝します。肌にやさしい素材で作られており、新生児期のデリケートな肌にもフィットします。ただし、動きが活発になると少し窮屈に感じることもあり、現在ではあまり使われないことが多いです。必ずしも用意しなくても良いアイテムですが、寒い時期に寝かせている間などには役立つかもしれません。参考までに紹介しておきます。

ボディ肌着は、股下をスナップで留めるタイプの肌着で、ぴったりフィットします。動きが活発になった生後1〜2ヶ月以降はとても便利です。
ただし、新生児の時期はオムツ替えが頻繁で、ボディ肌着の股にあるボタンを毎回つけ外しするのは結構面倒。特に1日に10回以上オムツ替えをすることもありますし、まだ小さな赤ちゃんの着替えはパパやママにとって不安なことも多いと思います。
新生児の頃は少しゆとりのある、短肌着やコンビ肌着の組み合わせがおすすめ。
冬生まれの赤ちゃんには、コンビ肌着とカバーオールの組み合わせも便利です。
ボディ肌着は、動きが増えてきた頃に活躍しますが、最初のうちは、柔らかくて着せやすいものがおすすめです。
着せ方のイメージ
- 基本の組み合わせ(春夏生まれの場合):
短肌着+コンビ肌着(昼間のお部屋着にも◎) - 冬場や肌寒い時期:
**コンビ肌着+カバーオール(上着)**で保温性アップ!
コンビ肌着の下に短肌着を重ね着してもOK。
▶ 肌着の重ね方・組み合わせパターン
組み合わせ例 | 例 | 解説 |
---|---|---|
夏(室内) | 短肌着+コンビ肌着 コンビ肌着1枚 ボディ肌着1枚 | 汗を吸ってさらっと快適。冷房対策に重ね着も◎ |
春・秋 | 短肌着+コンビ肌着 | お腹が出にくく安心。重ね着しやすい |
冬 | コンビ肌着+カバーオール | あたたかさ重視。ベビー服の下に着せる |

新生児の間は、ボディ肌着はなくても大丈夫です。短肌着+コンビ肌着で十分過ごせます。ボディ肌着が好みの方は、ボディ肌着1枚で過ごすこともできますし、冷房が効いている場合は、ボディ肌着の上にコンビ肌着を重ねて着せても良いですね。
肌着の必要枚数の目安
▶ おすすめ表:洗濯頻度・季節別の必要枚数早見表
条件 | 短肌着 | コンビ肌着 | ボディ肌着 | コメント |
---|---|---|---|---|
毎日洗濯&浴室乾燥あり | 4〜5枚 | 4〜5枚 | 1〜2枚 | 少なめでも回せる |
2日に1回の洗濯 | 5〜6枚 | 5〜6枚 | 2〜3枚 | 少し余裕が必要 |
洗濯が不便(浴室乾燥なし・ワンオペ) | 7枚以上 | 7枚以上 | 3〜4枚 | 吐き戻しやおしっこ対策に多め推奨 |
夏生まれ | 通気性◎の肌着多め | メッシュやガーゼ素材◎ | 必要になってからでもOK | |
冬生まれ | 厚手肌着も混ぜる | カバーオールと併用 | 生後1ヶ月以降に活躍 |
新生児の間はボディ肌着はなくてもOK。短肌着+コンビ肌着で大丈夫。ボディ肌着が好みの方はボディ肌着1枚で過ごすか、冷房が効いている場合は、ボディ肌着の上にコンビ肌着を着せて過ごしても良いです。

我が家は短肌着5枚+コンビ肌着5枚を用意していましたが、里帰り中で浴室乾燥機もなく、吐き戻しやおしっこが漏れて1日に3回着替えることもあり、足りなくなったので2枚ずつ買い足して過ごしました。
とりあえず5枚ずつ用意して、足りなければ買い足すという方法もおすすめです。7枚ずつあれば、洗濯の負担も減り、安心して過ごせますよ。
肌着の素材の選び方|季節や赤ちゃんの肌質に合わせて
赤ちゃんの肌はとてもデリケート。汗っかきでもあるので、肌に直接触れる肌着の素材選びはとても大切です。ここでは、よく使われる素材の種類や、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。
どの素材を選べばいいの?
- 春夏生まれの赤ちゃん
→ メッシュ素材や薄手の綿100%、ガーゼが人気。通気性と速乾性を重視! - 秋冬生まれの赤ちゃん
→ 綿100%のフライス素材や、ガーゼ+中厚の組み合わせで保温性も確保◎ - 敏感肌・乾燥肌が気になる赤ちゃん
→ オーガニックコットンやガーゼ素材など、刺激の少ないものがおすすめ

春生まれの我が子は、綿100%の肌着で過ごしました。新生児を過ぎた夏頃からは、通気性の良いメッシュ素材も取り入れました。ただ、洗濯を繰り返すうちに少しざらつきを感じることもありました。新生児期には、肌に優しく柔らかい素材の肌着が特におすすめです。
▶ おすすめ表:素材別の特徴まとめ
素材 | 特徴 | メリット | デメリット | 向いている季節/用途 |
---|---|---|---|---|
綿100% | 定番素材 | 吸水性◎/肌に優しい | 乾きにくい | オールシーズン使える |
メッシュ | 通気性◎ | 夏に最適/すぐ乾く | 冬は寒い/透けやすい | 夏〜初秋、室内 |
ガーゼ | 柔らかく軽い | 肌ざわり◎/重ね着に便利 | シワになりやすい | 春・秋、汗をかきやすい時期 |
オーガニックコットン | 化学処理が少ない | 敏感肌に安心 | 少し高価 | 新生児〜肌トラブルが気になる時期 |
季節ごとの肌着の選び方
赤ちゃんの肌着は季節に応じて選ぶことが大切です。季節ごとの特徴と合わせた肌着を準備しておくことで、快適な育児が実現できます。
春・夏
春や夏は気温が高くなるので、涼しく、通気性が良い素材を選ぶと良いです。メッシュや薄手のコットン素材などが最適です。通気性が良いので、汗をかきやすい赤ちゃんの肌にも優しく、湿気を逃がしてくれます。
秋・冬
寒くなってくる秋冬には、温かさをしっかりと保つことが大切です。厚手のコットンなどで温かさをキープしつつ、肌触りが優しいものを選んであげましょう。重ね着をすることを考慮し、短肌着+コンビ肌着+カバーオールや、重ね着に便利なデザインの肌着を用意するといいですね。
肌着を選ぶときのポイント
肌着を選ぶ際、赤ちゃんにとっての快適さを重視することが大切です。デザインだけでなく、以下の点も考慮しましょう。
おむつ替えのしやすさ: スナップボタンなどが使いやすいか、着替えがスムーズにできるものを選ぶとママやパパも楽になります。
フィット感: 赤ちゃんの体型に合ったものを選びましょう。あまりピタっとしすぎないもの、余裕を持って動きやすいデザインが理想です。
肌触り: 肌に直接触れるので、柔らかくて刺激の少ない素材を選ぶのがベストです。
首が座る3〜4ヶ月ごろまでは、必ず前開きの肌着を選ぶのがおすすめです。
首が座っても、腰が据わるまではかぶるタイプの肌着は着替えが大変で、赤ちゃんにも負担がかかってしまうことがあります。
前開きと頭からかぶるタイプの肌着、実は2種類あるので、出産準備のときにはしっかりチェックしておくと安心です!
短肌着+コンビ肌着+ボディ肌着がセットになっているタイプもあって、初めて見るとちょっと分かりにくいことも…。店頭で購入する場合は、パッケージにイラストが描いてあることが多いので、確認しながら選んでみてくださいね。

前開きタイプの短肌着やコンビ肌着には、サイドがはだけないようにボタンや紐が付いています。ボタンタイプは着せやすく便利という声がありますが、紐タイプは肌に優しく、特に新生児には安心感があります。パパにはボタンタイプが時間を節約できると好評ですが、紐タイプは少し手間がかかることも。どちらも赤ちゃんやパパ・ママの使いやすさを考慮して選んでください。
まとめ
赤ちゃんの肌着選びは、季節やお手入れ方法を考慮しながら、快適で使いやすいものを選ぶことが大切です。
- 季節に応じた素材選び:春夏は通気性の良い素材、秋冬は温かさを重視した素材が適しています。
- フィット感と肌触り:赤ちゃんの敏感な肌には、柔らかくて優しい素材の肌着がベスト。動きやすいサイズ感も重要です。
- おむつ替えのしやすさ:おむつ替えが頻繁な赤ちゃんには、スナップボタン付きの肌着が便利。ただし、コンビ肌着の方が使いやすいこともあります。
- 必要な枚数:新生児期は洗濯頻度が高いので、肌着は5〜7枚程度用意しておくと安心。特に産後は忙しくなるので、最初から多めに準備することをおすすめします。
- 洗濯の手間:お手入れの簡単さを重視し、素材やデザインを選ぶと、毎日の洗濯が楽になります。

私自身は短肌着+コンビ肌着の組み合わせがとても気に入っていますが、他のママたちからはボディ肌着を新生児から使ったり、短肌着をあまり使わなかったという声もよく聞きます。最終的には、どれが一番使いやすいか、赤ちゃんやママ・パパにとって何が快適かが一番大事。なので、いろいろ試してみて、自分たちの生活にぴったりの肌着を見つけてくださいね。

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