陣痛バッグと入院バッグの中身|違い・準備時期・すぐ取り出せる準備のコツ

グッズ・準備

はじめに

出産準備で持ち物をそろえていると、
「全部まとめて入院バッグに入れておけばいいかな?」
と思う方も多いかもしれません。

でも、陣痛が始まったときに使いたいものは、
**「出したいときに、すぐ出せるかどうか」**がとても大切だと感じています。

水分を飲みたいとき、
ゼリーを少し口にしたいとき、
書類を出すとき――

キャリーバッグの中を探すのは、
陣痛中だと想像以上に大変です。

だから私は、
**陣痛中に使うものだけをまとめた「陣痛バッグ」**を、
すぐ取り出せるバッグとして準備することをおすすめしています。

実際、出産の場面でも
「飲み物はありますか?」「タオルはどこですか?」と必要になることが多く、
そのたびにキャリーバッグを開けるのは、
妊婦さんにとっても、付き添う家族にとっても負担になりがちです。

この記事では、
陣痛バッグと入院バッグを分ける理由と、
陣痛中に“すぐ使える”ことを意識した中身をまとめました。


陣痛バッグとは?

陣痛バッグとは、
陣痛が始まってから病院に向かう際、
すぐに使いたいものだけを入れておくバッグのことです。

陣痛中は、

  • 動くのがつらい
  • バッグの中を探す余裕がない

ということも多いため、
必要なものがすぐ手に取れる状態にしておくことが大切です。

イメージとしては、
👉 旅行でいう「ハンドバッグ・ショルダーバッグ」のような存在です。

陣痛バッグの選び方

陣痛バッグは、持ちやすく、必要なものがすぐに取り出せるものがおすすめです。

家族に荷物を運んでもらったり、急いで荷物を移動することため、ファスナー付きのバッグだと中身がこぼれず安心です。

また、陣痛のためだけに新しいバッグを買うのはもったいないので、出産後にマザーズバッグとして使えるものを陣痛バッグとして準備するのもおすすめです。
こうすると、長く使えて経済的にも安心です。


陣痛バッグと入院バッグの違い

バッグ役割
陣痛バッグ陣痛〜入院直後にすぐ使うもの
入院バッグ入院中に数日間使うもの

入院バッグは、
👉 旅行でいう「キャリーケース」のようなもの

陣痛バッグと分けておくことで、
陣痛中でも飲み物や書類をすぐに取り出せて、落ち着いて対応しやすくなります。


いつから準備する?

目安としては、
妊娠8か月頃から少しずつ準備を始め、
妊娠36週頃までには完成させておくのがおすすめです。

陣痛や破水は突然始まることもあります。
「いつでも持って出られる状態」にしておくと安心です。


陣痛バッグの中身

陣痛バッグの中身一覧

中身必要度
診察券
母子手帳
お薬手帳
保険証(マイナンバーカード)
携帯電話
入院・出産に必要な書類
生理用ナプキン
飲み物(スポーツドリンク・水)
フェイスタオル
ペットボトル用ストロー
軽食(ゼリー飲料など)
リップクリーム
靴下・レッグウォーマー
筆記用具
貼るカイロ・使い捨てカイロ
ハンディファン(夏場)
テニスボール
スリッパ
ヘアゴム
携帯電話の充電器〇(充電があれば、優先順位は低め)

👉 診察券・母子手帳・保険証(マイナンバーカード)・お薬手帳・携帯電話は、妊娠中から常に持ち歩くのがおすすめです。


陣痛バッグの中身|ポイント解説

飲み物・ペットボトル用ストロー

陣痛中は横になったり姿勢を変えたりすることが多いため、
ストローがあるとどんな体勢でも飲みやすく便利です。

軽食

陣痛の合間に少しずつ食べられるものがおすすめ。
ゼリー飲料など、消化がよく口にしやすいものを用意しておくと安心です。
※産院によっては制限があるため、事前に確認しましょう。

フェイスタオル・足元を温めるもの

陣痛中は汗をかきやすく、体が冷えることもあります。
フェイスタオルや靴下があると、快適に過ごしやすくなります。

貼るカイロ・使い捨てカイロ

陣痛中は、身体を冷やさないことが大切です。
貼るカイロは、腰などに貼ることで身体を温めたり、痛みが少し和らいだと感じたりする方もいるため、陣痛バッグに入れておくと安心です。

ただし、使用する際は低温やけどに注意が必要です。
同じ場所に長時間貼り続けないことや、熱さを感じたらすぐに外すようにしましょう。

また、無痛分娩中は感覚が鈍くなることがあるため、特に注意が必要です。
入院中に使用する場合は、助産師や看護師に確認しながら使うと安心です。

夏場はハンディファン(手持ち扇風機)

夏場の出産では、陣痛中に汗をたくさんかいたり、暑さがつらく感じたりすることもあります。

必須ではありませんが、暑がりで暑さが心配な方は、**小さなハンディファン(手持ち扇風機)**を陣痛バッグに入れておくのもひとつの方法です。
フェイスタオルと一緒に使うと、少し快適に過ごせることがあります。

※産院によっては使用できない場合もあるようなので、事前に確認しておくと安心です。


入院バッグの中身

ママのもの

中身必要度
産後用パジャマ(前開き)
バスタオル・フェイスタオル
産褥ショーツ
妊娠中のショーツ
授乳用ブラジャー
母乳パッド
生理用ナプキン
骨盤ベルト
着圧ソックス
シャンプー・歯磨きセット
ボックスティッシュ
スキンケア用品
メイク道具
退院時の服

※産院でレンタル・支給される場合もあるため、事前に確認しましょう。


赤ちゃんのもの

中身必要度
退院時の服・肌着・おくるみ
爪切り
ガーゼハンカチ
おむつ
おしりふき

赤ちゃんの肌着選びのコツは別記事でも詳しく紹介しています!


準備するときのポイント

  • 産院から渡される持ち物リストを必ず確認する
  • 家族にもバッグの置き場所を共有しておく
  • 陣痛バッグは「誰が見ても中身が分かる整理」を意識する

急な入院でも、家族に頼みやすくなります。


まとめ

陣痛バッグと入院バッグを分けて準備しておくことで、
陣痛が始まったときも、落ち着いて行動しやすくなります。

特に、
**「出したいときに、すぐ出せる」**という点は、
陣痛中の負担を減らすためにも大切なポイント
です。

産院によって準備物は異なりますが、
一般的なリストを参考にしつつ、
ご自身に合った準備を整えて、安心してお産の日を迎えてくださいね。

出産準備をもっと詳しく知りたい方はこちら↓


※免責事項

※本記事は、筆者自身の経験をもとにまとめた内容です。
出産や医療に関する判断は、通院中の医療機関の指示を優先してください。

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