陣痛バッグと入院バッグの中身

出産準備

陣痛が始まったとき、必要なものをすぐに取り出せるように、入院バッグに加えて「陣痛バッグ」を準備しておくことをおすすめします。普段のお出かけのように、必要なものをバッグに入れておく感覚です。旅行中にキャリーケースから荷物がすぐに取り出せないのと同じように、陣痛バッグを分けておくことで、陣痛が始まった時に必要なもの(例えば飲み物など)をすぐに使えるように整えておくことができます。一方で、入院バッグは入院中に必要なアイテムを準備しておきましょう。

陣痛バッグとは?

にこママ
にこママ

陣痛バッグは、陣痛が始まった際に必要なものをすぐに取り出せるよう準備しておくためのものです。入院時にすぐ使いたいアイテムや、陣痛中を快適に過ごすためのグッズを入れておくと安心です。

妊婦さん
妊婦さん

どんなものが必要なのかな?

にこママ
にこママ

例えば、入院準備に必要な書類や、痛みを和らげるためのアイテム、お気に入りのマスクや飲み物などが含まれることが一般的です。このバッグは、陣痛が始まってから病院に向かう際に便利に使えるよう、事前に整えておくことが大切です。

陣痛バッグと入院バッグの違い

陣痛バッグは、陣痛が始まった際にすぐに使いたいものを入れておくバッグです。
▶旅行でいうところの、ハンドバッグやショルダーバッグのような小さなバッグです。

入院バッグは、入院中に数日間使用するもので、出産後すぐに使えるように準備しておきます。
▶旅行でいうキャリーケースの中に入れるようなものです。

準備時期

入院時の持ち物は、妊娠8か月ごろから準備を始めると、急な入院にも対応しやすくなります。飲み物や軽食、充電器などは入院直前でも用意できますが、陣痛が始まってからの準備は大変です。妊娠36週頃までには、いつ陣痛が来ても慌てず対応できるよう、準備を整えておきましょう。

陣痛バッグの中身

陣痛バッグの中身必要度
診察券
母子手帳
お薬手帳
保険証
携帯電話
入院や出産の必要書類
生理用ナプキン
飲み物(スポーツドリンク、水)
ペットボトルストロー〇(必ず必要でないが持っていくことをおすすめ)
軽食(ゼリーやおにぎり等消化のよいもの)
フェイスタオル
リップクリーム
靴下、レッグウォーマー
テニスボール
スリッパ
ヘアゴム
充電器
筆記用具

診察券、母子手帳、お薬手帳、保険証、携帯電話
この5つは妊娠中から常に持ち歩くようにしましょう!

  • 入院や出産の必要書類
    事前に持参するように言われている場合は忘れないようにしましょう。
  • 生理用ナプキン
    陣痛中や産後のナプキンは、産院で提供されることもありますが、提供がない場合や数量が限られていることもあります。また、いったん帰宅する場合や、急な破水で今すぐにナプキンが必要になることも考えられるため、大きめのナプキンを用意しておくと安心です。
  • 飲み物(スポーツドリンク、水)
    陣痛中はたくさん汗をかきます。飲み物は必ず用意しましょう。事前にペットボトルストローにあるか確認しておくと安心です。
  • ペットボトルストロー
    陣痛中は、横になったり四つ這いになったりと、いろいろな姿勢を取ることがあります。水分補給はこまめに行いたいので、どんな体勢でも飲みやすいように、ペットボトル用のストローを準備しておくと便利です。
  • 軽食
    陣痛中は食欲がなくなったり、陣痛の合間に少しずつ食べたりすることが多いため、消化がよく食べやすいものを準備しておくと安心です。ゼリー飲料やおにぎり、サンドイッチなど、自分が食べやすいものを用意するとよいでしょう。賞味期限の長いゼリー飲料などは、事前に準備しておくのがおすすめです。また、その時に食べたいものや食べられそうなものを買ってきてもらうのも一つの方法です。(ただし、産院によっては出入りが制限されている場合や、陣痛食が提供される施設もあるため、事前に確認してみてください。)
  • フェイスタオル
    陣痛中はたくさん汗をかきます。フェイスタオルは必需品です。
    汗拭きシートもあると良かったというママの声もありますね。
  • リップクリーム
    陣痛中は、ゆっくり息を吐いて痛みを逃したり、体の力を抜いたりすることが大切です。普段よりも意識して呼吸をするため、唇が乾燥しやすくなります。必須ではありませんが、気になる方はリップクリームを持参してもよいでしょう。
  • 靴下、レッグウォーマー
    身体が冷えていると、血液の循環が悪くなり、子宮口が開きづらくなることも。足を温めるグッズを用意しましょう。使い捨てカイロなどもあると良いかもしれませんね。
  • テニスボール
    お産が進んでくるといきみたい感覚が強くなるので、テニスボールでお尻を押してもらうと楽になる人も多いです。産院にあるか、ない場合は持参しても良いか事前に確認してみましょう。
  • スリッパ
    入院中に使用するスリッパです。産院で提供してくれることも多いです。
  • ヘアゴム
    たくさん汗をかくので髪が長い方はある方が良いと思います。
  • 携帯電話の充電器
    入院バッグに入れておくのも良いですが、陣痛が来た時に充電がないと困ることもあります。陣痛バッグに入れて持っていってもよいでしょう。
  • 筆記用具
    出産までには使用しないかもしれませんが、出産後は案外記入する書類が多くてボールペンが必要です。普段使っているボールペンが1本あると便利です。

病院から支給される物品を事前に確認しましょう。(病院からもらえる冊子などに記載されていることも多いです)足りないものを準備しておきましょう。

入院バッグの中身

ママのもの必要度
産後に着用するパジャマ
バスタオル・フェイスタオル(入院日数分)
産褥ショーツ(前開きのもの)2~3枚程度
妊娠中に使用していたショーツ2~3枚程度
授乳用ブラジャー
母乳パッド
生理用ナプキン
骨盤ベルト
着圧ソックス
シャンプー・リンス・ボディソープ・歯磨きセット
ボックスティッシュ
スキンケア用品
メイク道具
退院時の服
にこママ
にこママ

産後に着る服やバスタオル・フェイスタオルは産院でレンタルできる場合も。
費用はかかりますが、洗濯の手間を考えるとレンタルがおすすめです。

  • 産後のパジャマ
    産後は赤ちゃんが欲しがるたびに授乳をします。前開きのものを用意しましょう。
  • バスタオル・フェイスタオル
    数日に1度、家族に洗濯を依頼すると退院後の負担も軽減。
  • 産褥ショーツ
    産後は傷のチェックが基本的に毎日あるため、前開きタイプのものを用意しておくとスムーズです。必ず産褥ショーツでなければならないわけではありませんが、お産直後は腰やお尻、傷などさまざまな部分が痛み、腰を上げるのも一苦労なことが多いです。そのため、数枚用意しておくと安心です。産院で数枚提供される場合もあるため、事前に確認しておくとよいですね。
  • 妊娠中のショーツ
    入院中は産褥ショーツで過ごしても良いですが、入院中にしか使用しないため、数日たって出血が減り、スムーズに動けるようになると妊娠中のショーツでも良いでしょう。
  • 授乳用ブラジャー
    締め付けが強くないものを用意しましょう。
  • 母乳パッド
    母乳の分泌量が増えると必要です。準備しておくと良いですが、分泌量には個人差があるので入院中に使用しない場合もあります。
  • 生理用ナプキン
    産院から産褥パッドといって多めのナプキンを提供されることもあると思いますが、数に限りがあるので、夜用ナプキンか昼用の大きめのものを1袋程度用意しておくと良いです。産院で提供がない場合は、夜用の大きなナプキンを1袋追加で用意しましょう。(トイレに行くたび、3時間おきくらいには毎回交換するイメージです)
  • シャンプー・リンス・ボディソープ・歯磨きセット
    アメニティが提供される場合もあるので産院で確認しましょう。
    お気に入りのシャンプーなどがある場合は用意しておくとよいでしょう。
赤ちゃんのもの必要度
退院時の服、肌着、おくるみ
爪切り
ガーゼハンカチ(10枚程度)
おむつ(10枚×入院日数分+10~20枚程度)
おしりふき(2パック程度)
  • 退院時の服、肌着、おくるみ
    入院中の服は産院が用意しているものを着用する場合が多いので、退院時の赤ちゃんの服を水通しして準備しておきましょう。
  • 爪切り
    貸出している場合と持参が必要な場合があるので事前に確認しましょう
  • ガーゼハンカチ
    授乳の際や赤ちゃんが吐き戻した際等、あらゆる用途に使用できます。
  • おむつ
    新生児は1日に10回以上おむつ交換をする場合もあります。産院で提供してくれる場合もあるので、不足分を持参するようにしましょう。
  • おしりふき
    おしりふきの種類によっては2パックでは足りない場合も。余分に準備しておきましょう。

準備する際のポイント

  • 必要な物を忘れないためのリストの作成
    産院で用意されていることも多いので、それに沿って忘れ物がないように準備しましょう
  • 陣痛バッグと入院バッグの選び方
    陣痛バッグは、必要なものが入る大きさであれば、普段使っているバッグで問題ありません。
    入院中に使うバッグは荷物が多くなるため、大きめのものを用意しましょう。キャリーケースを使用する方も多く、持ち運びしやすいタイプを選ぶと便利です。
  • 陣痛バッグ・入院バッグの準備と保管
    陣痛の始まりや破水など、入院は突然やってくることが多いものです。自分以外の家族にも持ってきてもらえるように、陣痛バッグや入院バッグの保管場所を共有しておきましょう。さらに、陣痛バッグは家族でも中身が分かるように整理しておくと、陣痛中に必要なものを取ってもらいやすくなり、スムーズに対応できます。

まとめ

必要なアイテムを揃えておくことで、急な入院にも落ち着いて対応でき、安心して出産に臨めます。家族とバッグの保管場所を共有し、分かりやすく整理しておくと、よりスムーズに対応できるでしょう。

出産は予測が難しいものだからこそ、焦らず余裕を持って準備することが大切です。事前にしっかりと準備を整え、安心してお産の日を迎えましょう。

産院によって用意されているものが異なるため、一般的なリストを参考にしつつ、事前に確認し、不足分を準備しておくと安心です

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